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日本の労働生産性はなぜこんなに低いのか?

こんにちは!あきのりです!

 

先日、2017年の労働生産性の国際比較の発表が行われました。

これによると、

日本はOECD加盟諸国36カ国中20位

と、低い生産性であることが発表されています。

 

主要7カ国のG7では47年連続最下位

で、未だ低い生産性から脱することができません。

 

日本のGDPは世界第3位にも関わらず、

なぜここまで低いのでしょうか。

 

今回は、

労働生産性の意味と、日本がなぜここまで低水準なのか

をお話していきます。

労働生産性とは

「労働生産性」の画像検索結果

労働生産性とは、

1人の労働者が、1時間あたりどのくらいの

商品やサービスを生み出したかの指標です。

 

例えば、

Aさんが1時間当たり、

100円の商品を5個売ることができた場合、

売上500円になりますよね。

ということは、

Aさんの労働生産性は、1時間あたり500円です。

 

今度はBさんを例にしてみます。

Bさんは1時間当たり、

1000円の商品を1個売ることができました。

Bさんの労働生産性は1時間あたり1000円です。

 

商品を売った数ではAさんの方が上ですが、

売上ではBさんの方が高いので、

労働生産性もBさんの方が高い数値になります。

世界各国の労働生産性

公益財団法人・日本生産性本部が

OECDのデータを元に発表したグラフを見てみましょう。

このように日本は半分以下の数値です。

昨年から1.4%上昇したものの順位は変わっていません。

日本の労働生産性が低い理由

ここからは、

日本の労働生産性が低い理由を

具体的に解説お話していきます。

確認作業が多すぎる

「確認作業」の画像検索結果

日本で仕事を進める時は、

どんな事でも

上司への確認が必要になります。

 

これは他社からのクレームを

極力おさえようとするための仕組みだと思われます。

 

そのために、上司や周りに確認を取ることで判断ミスを減らし、

会社への損失を抑えようとしているのでしょう。

 

日本人は1人で大きなことを成し遂げるより、

1人だけミスをすることを嫌う国民性です。

世界に比べ日本は会議の量が多いのも、それが要因でしょう。

 

ミスを減らすことは大切ですが、

それによって迅速な行動や、思い切った企画を行えないので、

どうしても労働生産性は落ちてしまいます。

不良品が許されない

「クレーム」の画像検索結果

日本人は不良品に対して非常に厳しいです。

少しの不良品だけで、

テレビで大々的に放送されることもよくありますよね。

 

完全に不良品を無くすのには

非常にコストがかかります。

 

工場などで商品を仕上げる従業員がいるにもかかわらず、

正しくできているか、

確認のため専用の人員が追加で雇われることも珍しくありません。

 

世界では

「少しの不良品は後で返金すればいい」

という考え方です。

これによって労働生産性の低下を招くことがなくなります。

過剰なサービス精神

関連画像

日本では過剰なサービスが多すぎます。

 

例えば、

ガソリンスタンドでは、給油中窓ガラスを拭いてくれますよね。

お客さんはガソリンを入れに来ているにも関わらず、

関係ないサービスまで行います。

 

実際、窓ガラスを拭く時間を他のお客さんの対応に費やせば、

労働生産性の向上が望めますよね。

 

ですが、日本では過剰サービスが当たり前になっており、

なにも行わない企業は不親切だと思われてしまうので、

辞めるわけにはいかなくなるんです。

ブラックマーケット化

「ブラック会社」の画像検索結果

ブラック企業というのはよく聞くと思いますが、

ブラックマーケットはあまり聞きなれないのではないでしょうか。

 

ブラックマーケットとは、

1つの業種全体がブラック体質ということです。

 

例えで言えば、飲食などが該当します。

飲食業界では低賃金、低労働が当たり前になっており、

まさしくブラックマーケットと言えるでしょう。

 

日本は長らくデフレでした。

デフレの時は商品が売れにくくなるので、

日本では過剰サービスを行い顧客を獲得しています。

 

他社より、いかにサービスを行うかの争いになってしまい、

マーケット全体がブラック化していくのです。

 

わかりにくい方のために運輸業界を例にして説明します。

現在ネットショッピングの即日配送や送料無料当たり前となっており、

運輸業界は厳しいものになっています。

 

某運輸業界最大手の会社では即日配送のために、人員を増やしています。

 

しかし、

それによって給料が多人数に分散し、

昇給しにくい現状になっているのです

 

また、某運輸会社だけが即日配送をすると、

他の運送会社に仕事が回ってこなくなるので、

過剰なサービスをせざるおえないのが現状です。

 

このように現在、

運輸業界全体がブラックマーケット化してしまっています。

 

このブラックマーケット化は、一番深刻な問題だと思っています。

解消には、

労働時間削減のために法律で残業の基準決めること

が重要なのではないでしょうか。

 

それによって人手不足が起こり、

自然と賃金が上昇しますから。

 

日本でも、将来的には国際労働生産性で1位になるような

経済政策を行ってほしいものです。

 

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