こんにちは!あきのりです!
僕は物心ついた時から吃音で、もう20年以上吃音者として生きています。
会話はもちろん吃り、言葉が出るのに時間がかかります。
その中でよく言われてきた言葉があります。
「どうして間が空くの?」
「なんでそんなに考えてるの?」
「おーい、話聞いてる?」
「なになに、どうした?苦笑」
「え、大丈夫?」
会話がスムーズにいかないことは吃音者の人なら理解してくれると思いますが、吃音と縁のない人にとっては、
吃音者の独特の間
に違和感を感じているようです。
吃音者にとっては数秒の間だとしても、相手にとっては長い間に感じてしまうようなのです。
独特の間がもたらす影響
例えば電話で、
「もしもし○○さんですか?」
と聞かれて
「はい」
と、返事ができればスムーズに会話が進みますが、そこに一瞬の間があると状況は変わります。
「もしもし○○さんですか?」
「………(吃っていて言葉が出ない)」
「もしもし?大丈夫ですか?おーい」
と、なります。
相手からしたら反応がなかったら怖いですよね。
また自分から電話をかけて、吃って無言でいたら、相手はいたずら電話なのかと不快に思ってしまうかもしれません。
また対話だと吃っている顔を見られることになるので、
「え?大丈夫?苦笑」
まるで変なものを見ているかのような表情。
とても心に刺さります。
悲しいことです。
言葉が出なくてつらい思いをしているだけなのに。
理解してあげてください
吃音者は普通に話すことはできません。
皆さんが何気なくしているその「会話」は僕たちにとっては勇気のいることなのです。
会話で生じる吃音者の独特の間は、
頑張って話そうとしている証拠なのです
言葉が出るまで待ってあげてください。
『ゆっくりでいいよ』
と声をかけてあげてください。
それだけで安心できます。
もし吃音者と遭遇したらこの記事のことを思い出してください。
この記事を通して、少しでも吃音のことを知っていただけたら嬉しいです。
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